オードリーのオールナイトニッポン10周年全国ツアー in 日本武道館
笑いは全てを救ってくれるものだと信じてた。
ずっと放置していたブログを、まさかこんな形で復活させることになるとは思わなかった。
書かないと自分の中で整理がつけられないので、かなしいけれど、書いておきます。
女子高生の制服の窃盗を繰り返していたようです。詳しくはニュースを参照してください。
言い方が悪いかもしれませんが、1件や2件のただの窃盗ならまだよかったのです。「バカだな」の一言で片付けられますから。怒りだけで済みます。でも、何十年も女子高生の制服を盗んでいたとなると話は別です。
まず、もう芸能界復帰は無理でしょう。あまりに犯罪の規模が大きすぎます。復帰を目指したところで、元々応援していた人以外からの支持が得られそうにありません。実際に被害者の方もたくさんいらっしゃるわけですから。
コンビはどうなるんでしょう。お笑い界には、相方が不祥事を起こした後、解散せず一人で活動している人たちもいます。でももう今回は、よくて活動休止(事実上の解散)でしょう……と思ったら何の猶予もなく本当に解散してしまいました。それが正しい判断だと思います。思いますが、もうキングオブコメディ復活はないのだということを、私は本当に受け入れなくてはならないんだと感じました。
色々なライブや、公演や、テレビや、ホームページからキンコメとパーケンがいなくなってしまう。
面白くて、優しくて、才能も人望もあって、ステキな人だったけれど、きっともう、一生会えないのでしょう。
洒落にならない犯罪をしたし、逮捕されているし、被害者の方は本当に許せないだろうし、これからちゃんと裁かれるべきだということは分かる、分かるけど、分かるから、かなしい。
お笑いでも何でも、何かを追いかけていれば必ず「終わり」というものに出会います。数々の芸人の解散を知っています。ですが、こんなに悲しい解散は今までにありません。
普通だったら、なんでこんなに面白いのに解散するんだとか、もっとライブ行けばよかったとか、今までたくさんの笑いをありがとうとか、そういう風に考えます。でも、今回の場合はどこに落とし所を見つけたらいいのか分かりません。
私は、お笑いが好きです。どんなにつらいことがあっても、自分を笑わせてくれるお笑いが大好きです。
パーケンの家庭事情は、何となく知っています。こんなにつらい境遇でも、面白ければ、周りにたくさん良い人がいればちゃんと生きていくことができるんだと私は思っていました。でも、違った。
(恐らく)人生の初期装備がぐずぐずだったせいで、積み上げたもの全てが台無しになってしまったのが悲しくて仕方がないんです。ぐずぐずのスタートでも、才能が、やさしさが、お笑いが全てをチャラにしてくれるんだと、私は本気で信じていたんです。
かなしい。ただただかなしい。
パーケンは悪くない!パーケンを返して!なんて言える状況じゃないのがもっとかなしい。
私はニュースを見て、事実や現実を受け入れることしかできません。明日は何が起こるんでしょう。いつまで続くんでしょう。
面白くて、たくさんの人に愛されるキングオブコメディでいてほしかった。
2015年
やっと忙しさのピークが過ぎました。でも、まだまだ問題がたくさんあって辛いです。
チーム有吉を見て腹爆発しました。あとで感想書くかもしれません。
来週のひろいき村でドミノ企画をやるそうなので、今から楽しみです。
個人的2014年キーワードまとめ
順番に意味はありません。
「エーサーーク」
(アメトーーク!人見知り芸人…その後)
ワードとしても面白いのですが、このワードが生まれるまでのグルーヴ感がたまりませんでした。括りがあるにも関わらず、そこから外れる瞬間の悪ノリはいつだってワクワクします。
「2次会は歌広でーす!」
(ゴッドタン 大声クイズ)
大声クイズも脱線が醍醐味ですが、この脱線の仕方はまさに新感覚でした。小宮さんはどうしても滑舌や態度がフィーチャーされがちですが、こういったアドリブ力やワードセンスも素晴らしいです。THE MANZAIのワイルドカード、三四郎はもっと順位上でもよかったはず……
「ロメロスペシャル」
(水曜日のダウンタウン)
個人的に、2014年で一番楽しかったレギュラー番組です。
中でも「ロメロスペシャル 相手の協力なくして成立しない説」「ロメロスペシャル 整体中にかけられても気付かない説」が特に好きでした。
童貞のサーファー君や両方泥を透視したナイスガイ・ホフマン……良い人材がいるのは良い番組の証拠。まだまだ「地獄の軍団」の「クソ番組」にワクワクしたいです。
「DN」
(とんぱちオードリー)
DNだけでなく、それぞれのキャラ、台本、演出も素晴らしかったです。
とんぱちオードリーはオードリーの魅力が存分に発揮されていて、見ていてとても楽しかったです。また見たい。
(クイズ☆アナタの記憶)
全編楽しかったのですが、一番笑ったこれで。春日さんだけでなく、若林さんにとってもある意味ドッキリだったので、終始楽しそうだったのが印象的でした。春日さん以外のパートも面白かったです。
「谷口 何笑ろてんねん!」という藤本さんのガヤが大好きです。
「満杯ティーカップ」
(アルコ&ピースのANN)
放送自体も面白かったですし、その後ちゅうえいさんがミレニアムズのレギュラーになることも含めて最高でした。有馬翼さん、どうかよろしくお願いします。
ゲストの方が読む「家族」も素晴らしかったです。シャーペンカチカチ……
「Desperado / Eagles」
(ラブレターズのANN0)
キングオブコント2014決勝進出決定からの7点、惨敗ラジオ、そしてアカペライントロクイズファイナルまでの一連の流れを象徴する曲。
あの放送、ラブレターズのANN0の中で一番笑いました。オープニング最高でした。
「そのスイッチをONに」
(オードリーのANN)
ショーパブ祭りのラップに始まり、春日_disのデモの完成度の高さに笑い、このラップで完結。まさかの感動のラスト。
放送当時も今聴いても、本当に良いラップです。やってくれたな。
2015年もたくさん楽しいことがあるといい。
THE MANZAI 2014
THE MANZAI 2014。
一時は開催も危ぶまれましたが、博多華丸・大吉さんの優勝、トレンディエンジェルさんの準優勝で幕を閉じました。
今年は、とても楽しい大会でした。一組ずつの感想は後で書けたら書きますが、「面白い」というよりは「楽しい」が合う、そんな雰囲気でした。まんざいたのしい。
博多華丸・大吉さんの漫才は、本人たちも言っていましたが「日常生活の延長にある漫才」でした。
親戚の面白いおじさんたちの世間話を隣で聴いているような、そんな心地よさ。特別面白いわけじゃないけれど、ずっと聴いていたくなる。そんな漫才だと思いました。
私が個人的に好きだったところは、1本目、華丸さんがYouTuberになるため大吉さんが動画を撮影しているところ。普通ネタというのはお客さんに見てもらうものなので、芸人さんの表情などはお客さんに見せてあげないといけません。ですが、華丸さんと大吉さんはずっと向かい合っている。私たちは2人の横顔しか見えない。でも、楽しい。なぜ楽しいと感じるかと言うと、華丸さんがとても楽しそうだから。まさに、「人柄」で笑わせる漫才です。
「持ち時間4分に、出来るだけたくさんのボケを詰め込んだ漫才」が悪いとは言いません。けれどもその中に、「その人たちにしかないもの」がなければ、「誰がやっても面白い漫才」になりかねません。
「自分たちしかやっていないネタ」と「自分たちしか出来ないネタ」は違います。華大さんの漫才は「自分たちしか出来ないネタ」そのものでした。
それから、華丸さんがとても楽しそうだから、というのも大きいです。楽しい人たちを見るのは楽しいんです。怒っていたり苦しんでいる人たちを見て笑うより、楽しそうに笑っている人たちを見て笑う方が簡単で安心で、何より幸せです。
本当に楽しかったです。売れっ子だし漫才も面白いことをみんな知っているのに、コンビでの大きな賞は貰っていなかったんですね。おめでとうございます。
トレンディエンジェルさん。Bグループのトレンディエンジェルさんのネタから今年のTHE MANZAIが始まったと言っても過言ではありません。とっても楽しい漫才でした。準優勝だけれど、優勝の華大さんより劣っているなんてことは絶対にないはずです。
トレンディエンジェルさんにはぜひ、たくさんバラエティに出て頂きたいです。華大さんは優勝はしましたが、優勝をキッカケに劇的に売れる、ということは恐らくないと思います。なので、その役目はトレンディエンジェルさんにお願いしたいです。トレンディエンジェルさんも「人柄」が出ている漫才でしたね。あのままバラエティで見たいです。
今、文章を作ってて感じたんですが、改めて見ると「トレンディエンジェル」ってコンビ名、すごく良いですね。
(来年は国民ワラテンテストを絶対にやってほしいです。あれはテストだけでなく会場を温める役割もあるので。なぜ今年はなかったのか……というか、なぜここにハライチさんを呼んでくれなかったのか。)
何回も言いましたが、本当に楽しい時間でした。漫才を15本も見たことになるんですね。満足です。
劇場にも行かないとなぁ、と思いました。来年も楽しみです。
おしまい。
余韻を大事にしたい話。
12月といえば、THE MANZAIです。
囲碁将棋さんが好きなので、決勝に出てくれたら嬉しいです。
ですが、色々な漫才がたくさん見れることが純粋に楽しみです。
M-1グランプリと比べて「お祭り」という感じが強くて、毎年ワクワクしています。
明日、衆議院が解散されるそうです。
総選挙は来月14日になるとか。
……あれ、THE MANZAIは?
……というかこれ、2年前もなかった?
どうしても私は、2012年を思い出してしまいます。
決勝の決勝。結果発表。
ぼーっとモニターを見つめる浜谷さん。泣き崩れてワイプから消える神田さん。神田さんと入れ替わるように現れる磁石の永沢さん。
ハマカーン、優勝。おめでとう。
大好きなシーンです。じんわりとします。
わぁ、今年も面白かったねぇ。
来年も楽しみだねぇ。
ドン。
選挙特番。安藤優子さん。
国政ドン。
神田さんの涙も忘れてしまうほど、あの温度差は衝撃的でした。
今年もそんな展開になるのでしょうか。
よいものを見たあとは、もう少し余韻を引きずりたいものです。